静岡県立農林大学校の農業統計学（生物統計学）学生の取り組み

摘要

園芸，果樹および畜産を敏してきた本校養成部修了学生15名に農業統計学（生物統計学）を 1コマ担当した。学生の専攻の領域は，広く例題の 設定に苦慮した。講義前に自作の教科書「生物統計学 2007」を配布した。この教科書は，文系および理系の 学生用に広く例題を集め掲載した。この講座の目的は, 間違いのない統計手法の選択，統計結果および生物学 的有意差の判断である。講義終了前に各学生の専攻に 沿った例題を挙げて計算し考察後，提出し精査して 返却とした。計算は，ポケット計算機を使用した「手 計算」である。手計算値とパソコン(PC)による計算値 は，常B寺すり合わせをして講義を進行した。評価は， 講義で用いた解析法を1種以上使用してA4で2頁 程度のレポートを提出させた。もちろh全ての計算 過程を示さなくてはならない。途中各学生の感想や 希望を聴取.した。学生の感想は，「初めての単語の 意味が難しかった」，「演習問題で理解できた」， 「統計の必要t生が理解できた」，「多くの手法が学べ た」，「手計算で理解できた」および「解析手法の 選択が理解できた」などが述べられていた。また提 出レポートは，朱を入れて採点し各自へ返却した。 生物統計学に興味を持つことを期待じたい。