金沢大，ヤマハが来年～再来年中の量産化計画--合金素子の採用，既存ライン流用でコスト競争力確保

摘要

環境発電（環境中に排出されているエネルギーを電気に変換）の市場立ち上げが現実味を帯びてきた。金沢大学ほ来年～再来年中に上野敏幸准教授（理工研究域電子情報学系）が開発した振動発電（振動から発電）システムの実用化を予定。ヤマハもすでに熱竃発電（排熱から発電）システムのサンプル出荷を始めており，来年中の量産化を計画する。環境発電はデバイスのコストダウンが普及のカギを握るが，金沢大は価格，加工性に優れる合金素子の採用，ヤマハはこれまで生産してきたベルチェ素子の既存ラインの流用でコスト競争力を確保する考えだ。