Plenary Lecture 3 Phytotoxie action mechanisms of non－prOtein aromatic amino acids

摘要

松本（筑波大学）は非タンパク芳香族アミノ酸の植物毒性作用の機序と題した講演を行った．植物では多くの非タンパク合成アミノ酸が生合成されており，その中からは他の植物種の成長に影響を与えるものも見い出されている．芳香族アミノ酸であるフェニルアラニンのベンゼン環の3および4位に水酸基が付加したL－3，4－dihydroxyphenylalanine（以下L－DOPA：図）は，マメ科植物のムクナ（Mucuna pruriens）に多量に含まれる植物成長制御物質（アレロケミカル）として知られている．