ユーザ中心設計(UCD)の開発プロセスへの組込み事例

摘要

企業でのヒューマンインタフェース(HI)技術の役割は，まず新製品の開発や導入時に，製品自体にユーザの要求を反映させることにある。 次にその製品の開発製造過程（プロセス）で，顧客やユーザからの「使えない」とか，「分からない」などのクレーム要因を解消するため，広くHl技術を駆使して，評価と設計とを組み合わせて行うことにある。 後者は近年，ユーザ中心設計(UCD：User Centered Design）として国際規格化とJIS規格化が行われた。 これに従うと，ユーザからの視点に立った製品が開発でき，企業にとってメリソトも大きい。 本論文では，このUCDや顧客満足(CS：Customer Satisfaction)の側面から，プリンタなどのハードウェアの設計に展開させたので，以下に紹介する。