“高齢帰農者”が農業、農村を変える

摘要

一九六〇年から一九七〇年にかけての激動の時代に「青年は荒野をめざす」という歌が流行しています。 それに習って言えば、今は「高齢者は農村をめざす」時代でしょう。 高齢者は厳密な定義で言えば六五歳以上ですが、ここでは、それほど厳密には使わないことにします。 〝定年帰農″した人ぐらいの意味で用いています。 〝定年帰農″が流行語になるほど、今、高齢者の農業就農は増えていると言われています。 しかし、数字的にきっちり押さえたものは少ないと思われます。