小腸用カプセル内視鏡製品概要、機能

摘要

ギブン.イメージング社の小腸用カプセル内視鏡（PillCam~R SB 2カプセル）は，小腸粘膜を可視 化し，小腸疾患を診断することを目的とした画像 診断システム（ギブン画像診断システム）である。 嚥下可能なサイズ（すこし大きめのビタミン剤 程度の大きさ長さ26mm X直径11mm)のカプセ ルの中には小型イメージセンサが内蔵されており， この力プセルが患者の消化管内を蠕動運動により 移動しながら腸内の画像を記録する。患者様には 事前にセンサアレイが腹部に貼り付けられており， 記録された画像データは，カプセルに内蔵されて いるアンテナから送信され，患者様腹部に装着し たセンサアレイによって受信されると同時に，セ ンサアレイに接続されているデータレコーダ内の ハードディスクに記録される。このデ一タレコ一 ダは，レコーダベルトに収納され，患者様の腰に 装着される。患者様はカプセルが体内を移動し， 検査をしている間も通常の日常活動を行うことが できる。カプセルを嚥下して約8時間で検査が終了 し，患者はレコーダベルトやセンサアレイ等の装 着物を取り外す。カプセルは患者の消化管内を移 動し，排便とともに自然に体外へ排出される。