福島県における補聴器装用児の就学後学習環境の実態調査 小学校教員へのアンケート

摘要

新生児聴覚スクリ一ニング検査等により、聴覚障がい児の早期発見早期療育が行われるようになり、通常の学級等に在籍する聴覚障がい児が増加傾向にある。さらに第6次福島県総合教育計画では、障がいのある子どもたちが「地域で共に学び、共に生きる教育」を推進す ることが施策として示され、また、平成24年2月には、文部科学省の中央教育審議会特別支 援教育の在り方に関する特別委員会から"学校における「合理的配慮」の観点"が報告され ている。今後、地域で支援されながら、通常学級で教育をうける聴覚障がい児の増加するこ とが予想される。このような状況下で、福島県における補聴器装用児の学習環境等について教育機関での実態を調査した。