好業績続く化学業界 自動車·医療·電子など重点 18年、8割が増収増益見通し環境規制への対応が課題

摘要

化学工業日報社は中国で事業展開をする日系化学メーカ一（一部の物流企業や商社含む）46社の中国代表クラスに対し、景況感ゃ今後のビジネス方針、課題などについてアンケ一トを実施した（実施期間は6月1日～7月15日）。自動車や半導体などエレクトロニクス分野の活況を取り込み、2018年は過半の26社が2年連続の増収増益を予想。化学業界の好調を印象づけた。大規模な設備投資こそ少ないものの、強みの機能材料分野や人員の増強に資金を振り向けることで競争力強化を図る姿勢も鮮明だ。他方、不安視するテーマのトップはやはり環境規制。地域ごとに異なるレギユレーションの対応などに、多くの企業が頭を悩ませている。