繊維景況、第2四半期も世界的に低迷～中国がいち早く回復基調に

摘要

日本化学繊維協会がまとめた2009年第2四半期の繊維景況によると、世界的に厳しい状況が続くなか、中国がいち早く回復基調に入り、以前の勢いを取り戻し始めた。日本国内は生産が持ち直しつつあるものの、需要面ではいずれの用途も後退が続いた。日本国内の化繊生産指数は前年同期比33·1％減と大きく減少しているが、前期（2009年第1四半期）比では1．4％増と下げ止まりの気配がみられた山方、需要は衣料、家庭·インテリア、産業資材のいずれも不振が続いた。