合成ゴム、2009年上期生産合計34％減～自動車タイヤ需要減少響く

摘要

化学工業統計による合成ゴムの2009年上期（1－6月）生産は、全品種合計で54万9,922トンと前年同期比34.0％減少した。昨秋以降の景気後退による自動車タイヤ·部材向けの需要減少が影響し、暦年で過去最高だった2007年（165万4,549トン）から2年連続で前年実績を下回る見通しだ。品種別では、主力のSBR、BR、NBRなどすべてが大幅に減少した。自家消費を除いた販売は55万8,383トンと26.9％減少、販売額は1,804億円と772億円減少した。貿易統計による輸出は全品種合計（ソリッドとラテックスの合算）で31万8,860トンと0.3％の微増。輸入は7万8,655トンと26.4％減少した。