日本ブチル、川崎でブチルゴム増強が完了~2011年中の稼働予定

摘要

日本ブチルは、川崎工場（川崎市川崎区）で建設中だったブチルゴム設備増強が完了したと発表した。これにより生産能力は年産1万8，000トン増の9万8，000トンに引き上がった。22日に竣工式を行い、本格稼働は試運転後の2011年中を予定する。今回増強した設備には、エクソンモービル·ケミカルの新技術を導入。通常はマイナス95°Cで起きるブチルゴムの重合反応をマイナス75°Cで起こすことができ、省エネルギーや設備投資を大幅に効率化できる。