宇部興産、前期営業益11．3％減～期ズレ·定修要因など響く

摘要

宇部興産の2019年3月期連結営業利益は、446億円と前期比11．3％減少した。化学部門においては全般的に販売数量が拡大したものの、利益面では前期に計上した合成ゴム事業での期ズレによるメリットが剥落したほか、隔年定修となっている国内アンモニア設備の定修年に当たったことなどで減益となった。一方、経常利益はテクノUMGの発足に伴う会計上の一時的な利益等で479億円と5．7％の減少にとどまり、当期純利益は特別損失の減少で324億円と2．6％増加。売上高も7，302億円と5％増加し、売上高と当期純利益は過去最高を更新した。