東レ、カプロラクタムの外販から撤退～6月に名古屋の設備を停止-収益悪化が主因／自社ナイロン向けだけに生産規模を抑制へ-

摘要

東レは、ナイロン原料のカプロラクタム（CPL）の外販事業から撤退する。 周辺国への輸出を手掛けてきたが、原料高騰による収支悪化が利益を圧迫していた。 6月中にも愛知県内にある2カ所の生産拠点のうち名古屋事業場（名古屋市港区）内の製造プラントを停止する。 その後は川下事業として展開する自社のナイロン製品だけに対して自給していく。