三菱レイヨンは、北米市場で炭素繊維事業の拡大を図るため、独SGLグループの米国における炭素繊維製造拠点であるSGLカーボンファイバーズ(米ワイオミング州、SCF)を買収する。100%子会社であるMitsubishi Rayon Carbon Fiber and Compositesを通じて、SCFの親会社であるSGLテクノロジーズ·ノースアメリカから同社の全持分を取得し、2017年4月初旬までに子会化。これにより炭素繊維の年産能力は1,000トン以上増加し、近々稼働するMRCFACの米サクラメントのレギュラートウ炭素繊維工場増強(2,000トン増の4,000トン)と、2017年に予定している大竹事業所(広島県大竹市)のラージトウ増強(1,300トン増の4,000トン)を合わせ、現有能力1万100トンが、2017年には1万4,300トン以上へ拡大する。
展开▼