日亜化学／産総研、可視光ほぼ全域波長カバーする標準LED開発

摘要

日亜化学工業と産業技術総合研究所は、可視光全域をカバーする標準LEDを共同開発した。LED照明や有機EL照明といった固体素子照明の評価に必要な分光測定を高精度に行うには、評価対象の光源を、基準となる標準光源と比較する必要だが、これまで固体素子照明の高精度な分光測定に利用でき、可視光全域をカバーする標準光源が存在しなかった。今回、中心波長が異なる複数のLED素子と複数の蛍光体を用いて、可視光全域で十分な光強度をもつ標準LEDを共同開発。固体素子照明の製造現場で高精度な特性評価が可能となり、製品開発の加速や性能向上などが期待できる。