エチレン生産、2014年は需要回復もセンター再編で生産量減の見込み

摘要

2013年の国内エチレン生産は670万トン前後という結果になりそうだ。2012年の615万トンとの比較では55万トン（8．9％）の増加となるが、3年連続で700万トンを割り込み、生産　量600万トン台というのはすでに常態化の様相だ。そして2014年はエチレンセンター大再 編のスタート年となる。2014年5月に三菱化学·鹿島のエチレン設備1基（年産39万2，000トン、非定修年）が停止するのを皮切りに、2015年には住友化学·千葉、2016年には旭化成·水島のエチレン設備停止が控えており、2014年は川下誘導品を含めたコンビナートの再デザインが進む一年となりそうだ。