2006年までの石化製品世界需給～②プロピレン系は年率5.6％成長－中国·インド·米国で高い伸び／PPは6.1％伸長～経産省－

摘要

世界のプロピレン系誘導品需要（PPとANを対象にプロピレン換算した量）は、2000年の3,542万トン（前年比4.8％増）、2001年の3,710万トン（同4.8％増）という実績から2006年には4,905万トンへと年率5.6％成長を続ける見通しである。 地域別には、中国（＋8.8％）、インド（＋8.8％）、米国（＋5.8％）などで高い需要増が予想されるが、アジア地域の平均伸長率は5.6％であり、北米がこれを上回ることになる。 製品別ではPP（ポリプロピレン）需要の伸びが年平均6.1％増と比較的高い伸びを示すものの、AN（アクリロニトリル）の伸びは緩やかである。 一方日本では、2000年の340万トンから2001年には336万トンへと減少したが、2006年には365万トンヘと同1.2％の伸長が見込まれている。