ノルパラ、中国の需給緩和等でFPCとCPCの建設計画が暗礁に

摘要

台湾のノルマルパラフィン生産能力は当分の間、変動しない見通し。 台湾プラスチック（FPC）と中国石油（CPC）が2003年半ばに年産13万トン設備を立ち上げ、ノルマルパラフィン事業に参入する計画を打ち出しているが、中国の需給が急速に緩和されてきたこと、台湾島内の需要がすでに頭打ちの状態であることを背景に、両社とも計画を白紙に戻す可能性が出てきた。このため当面は、和桐化学工業1社で台湾のノルマルパラフィン需要を全て賄うことになりそうだ。