韓INITZ·金孝卿CEOに聞く～PPS事業のスタートアップ2－まずはE＆Eで成果積み上げ／2020年に年間売上高3，000億W－

摘要

INITZ (イニッツ）は、SKケミカル66％／帝人34％出資で、2013年7月に韓国で設立されたホリフエニレンサルファイド（PPS）樹脂およびコンパウンドの製造販売会社。2015年に年産1万2，000トンのPPS樹脂設備を韓国·蔚山のSKケミカル拠点内で稼働させる。従来のPPS樹脂は、原料や副生成物に含まれる塩秦やナトリウム分が樹脂中に多く残存し、金属の腐食を招くなど課題があったが、SKケミカルは2008年末、蔚山にパイロットプラントを設置し、こうした課題を解決できる新しいPPSの量産技術を確立した。PPS樹脂は、年率1ケタ後半で市場が成長しており、近年はメーカー各社が相次いで増設。INITZは新しいPPSで、急成長市場でのプレゼンス確立を目指している。INITZの金孝卿CEOに事業戦略を聞いた。