反り·ひは対応三次元樹脂成形シミュレータ＜ASU／MOLDの計算事例とより高精度な計算手法＞

摘要

コンピュータを使って、樹脂射出成形の流動状況などを計算することは30年以上前から行われ実用に供されている。㈱先端力学シミュレーション研究所では樹脂射出成形解析ソフト「ASU／MOLD」を開発し、樹脂射出解析の実用に供している。本稿では、ASU／MOLDの概要を説明し、通常の薄物製品では、反りを精度良く計算できることを実測データとの比較で示す。さらに、より高度·高精度解析へのアプローチとして、板厚内の流速分布を精密に解析するために必要な解析手法について述べる。