未来への遺産50ネオ鉄骨建築--軽量型鋼

摘要

第二次世界大戦後、わが国の建築事情は極端に悪く、住宅が420万戸不足していたのをはじめ、学校 な聞账す龅取ⅳ工伽皮谓êB物が不足していた。 一方、国策として、木材資源の枯渇により木材利用合理化と都市不燃化が強く叫ばれ、木造建築に替わる不燃建築物の開発が要請された。 こうした要請に応えるものとして鉄鋼業界では、1953年から鋼材倶楽部の場で鉄骨建築の研究を開始した。 そして、1955年からは、軽量形鋼の生産を本格的に開始するとともに、ネオ鉄骨建築ともいえる新しい鉄骨建築の普及発展のために「日本軽量鉄骨建築協会」を発足させ、学界·官界·建築業界等の協力を得て、軽量鉄骨建築の設計審査·指導業務を活発に行った。