構造用アンカーボルトのJIS化に伴う建築基準法上の取扱いについて

摘要

2010年10月に構造用アンカーボルトのJIS規格（JIS B1220構造用転造両ねアンカーボルトセット、JISB1221構造用切削両ねじアンカーボルトセット）が制定された。これらの規格は、2000年に日本鋼構造協会が制定し、2004年に改訂され、これまで建築物の露出柱脚で広く使用されてきた建築構造用アンカーボルトの規格（JSS－II－13建築構造用転造ねじアンカーボルト·ナット·座金のセッ卜、JSS－II-14建築構造用切削ねじアンカーボルト·チッホ·座金のセット）を基に作成されたものであり、使用している構造材料、ボルト、ナット、座金の形状·寸法、各種の耐力及び名称（ABR、ABM）などは、両方の規格で全く同じ内容となっている。