年初から楽観論浮上も、ガス需要依然低空飛行ヘリウム供給網渡り、アルゴン過剰などバランスに乱れ

摘要

2012年10～12月のガス需要は、粗鋼、化学、金属などの素材分野、自動車、建機、フラットディスプレイ、半導体などの製造分野ともに生産が不振の影響で停滞した。この時期は、アメリカ、韓国での大統領選、中国の体制移行に加え、日本でも総選挙が実施されるなど各国の経済政策に対する先行き不透明感が最も強く、また、円高傾向も続いており、生産面では底に近い状況であったといえる。