( S076) 超音波照射条件下における液―液分散挙動

摘要

高温反応プロセスにおいて、反応速度を増加させる有効な手段の一つは、反応界面積を増大させることである。溶鉄のスラグ処理のように、溶鉄上に大部分のスラグがある場合は主な反応界面積は容器断面積となる。機械的攪拌等でスラグをメタル中に分散させれば、反応界面積を飛躍的に増加させることができる。本研究では、超音波を混じり合わない２液の界面に対して照射することで、乳化現象により生じたエマルジョンの液―液分散挙動を調べる。超音波照射による効率的な水中油型エマルジョンの生成と微細な油滴を水中に分散させることを目的とする。??