(T002-1)ペレットおよびそれを配置した焼結原料層の焼結化挙動に及ぼす粉コークス賦存状態の影響

摘要

近年、鉄鉱石資源は、Al2O3 成分の増加や、微粉化が進hでおり、今後開発される新規鉱石に関しては、選鉱処理された微粉の供給が増加すると予想される。これまでに、低品位鉱石·微粉鉱石の使用技術に関して、ペレタイザーによる造粒強化技術1) 、低品位鉱石を粗大粒子化して焼結層内に配置し、複合層を形成させるMEBIOS 法2,3)などが検討されているが、成品歩留、強度を確保するためには、粗大粒子の強度向上と複合層の空隙制御を両立させる必要があり、カーボン源賦存状態の適正化の必要性が指摘されている。本研究では、粉体物性および粉コークス燃焼挙動の観点から、粉コークス賦存状態がペレット強度および複合層の空隙生成に及ぼす影響を検討した。