調質圧延における表面性状と入口油膜厚みの相関（調質圧延における表面性状と潤滑油挙動－3）

摘要

ブリキの様に表面性状が重要視される材料の調質圧延をこおいては，鋼板表面性状の均一性を確保することがトライボロジー的な課題として挙げられている．本研究は，表面性状に及ぼす加工因子· 潤滑油因子の影響についてより基礎的に調べることにより，調質庄延における表面性状と潤滑油挙動の評価を行う。具体的には，圧延後の試験片表面の光沢度および板とロールの表面粗さと入口油膜厚みとの相関を得ることにより，調質圧延におけるトライボロジー挙動評価を革みる．本報では，前方3）にて報告した詞質液を用いた調質圧延時における表面性状の変化に対して，魂質液の油膜厚みを計算にて求め，その相関について調査した結果を報告する．