高圧ウォータージェットデスケーリングにおける壊食特性

摘要

熱延等の熟間圧延工程では、スラブ表面に付着したスケールを剥離させるために高圧水デスケーリングを行う。 このときのスケール剥離機構は、水ジェットがスケールに衝突した時の機械的応力や水冷却による熱応力の作用と言われている。一方、ウオータージェットは工作機械で切削に使われているように、それにより金属を削り取る効果がある。本検討では、このウオータージェットによる掘削効果に着目し、熱間圧延ラインで一般的に使われているデスケーリングノズルの壊食特性を調査した。