レーザ顕微鏡による相変態観察の妥当性 (レーザ顕微鏡による相変態観察‐1)

摘要

鉄鋼材料の相変態や結晶粒成長挙動、さらには析出挙動など、高温での動的組織変化を直接観察する価値は高い。赤外線イメージ炉と共焦点走査型レーザ顕微鏡を組み合わせた装置を用いると、高温域でのその場観察が可能となる。しかし、その際の大きな課題は表面効果であり表面拡散などの影響によりバルク現象を再現できないという問題がある。よって、本研究では共焦点走査型レーザ顕微鏡の高温その場観察の妥当性を評価することを目的としている。