マラマンバ鉱石の鉱物特性評価

摘要

新規マラマンバ鉱石である鉱石Wの鉱物特性について調査し、以下のことが明らかになった。①高CWで微粉が多く多孔質構造である。 しかし、既存の豪州鉱石に比べ脈石畳は少ない。 ②造粒性の指標となる付着力は、高水分側で最大値を示すが、カオリナイトが少ないためその値は低い。 ③擬似粒子中付着粉となる細粒部の溶融性は良好であるが、核粒子となる粗粒部の同化性改善が必要。 マラマンバ鉱石は比較的SiO_2が低いのが特長である。 したがって、高CW化及び高微粉化対策を念頭に置きながら「鉱石の鉱物特性を活かした焼結鉱の低酢化」の可能性も今後の課題と考えられる。