本気で！JAPANモノづくり戦略 第173回“驚愕の深圳”から学ぶこと！日本のモノづくりはパラダイムチェンジが必要か？

摘要

東洋のシリコンバレー深圳地域の発展は、当初は台湾資本による米国や日本向けのパソコン生産や携帯電話生産などの電子機器の受注委託生産を行うEMS（Electronics Manufacturing Service）産業から始まった。この進化の過程は、米国シリコンバレーが、現地のIBM社やHP社などからの受注委託生産で始まったのと同様であった。しかし、深圳地域に進出した主として中華系資本企業は単なる受注委託生産事業から脱皮し，「顧客層から指示された技術開発を行い、それを基に生産も担当する事業も引き受ける」形態であるEDS（Electronics Development Service：筆者の解釈による造語で一般的用語ではない）事業へと転換を図り、今やそれさえも脱皮しEPS （Electronics Planning Service：企画·開発·製造サービス：筆者の造語で一般用語ではない。