プラスチック開発海外情報[110]：プラスチックレーザー溶接の笵囲を拡大したBASF社の新色材 (1)

摘要

BASF社は、レーザー溶着におけるこれらの問題を解決する2つのグループの新しい色材を開発した、その一つは近赤外(700～800nm)のレーザー光線を吸収しながらプラスチックの透明性を維持するLumogen IR 765とLumogen IR 788である。 もう一つのグループはカーボンブラックと同様の黒色着色材で、近赤外のレーザー光線には透明で、太陽光は約50％しか吸収しないLumogen Black FK 4280とLumogen Black FK 4281である。 これらの2つのグループの色材の開発によって、プラスチック製品のレーザー溶着の可能な範囲が大きく拡大された。 本稿では、プラスチックのレーザー溶着技術の概要と、BASF社が開発したレーザー溶着用色材の詳細について紹介する。