バイオミメテイクスの新展開－持続可能性に向けた材料技術イノベーション－

摘要

2011年にDIN（ドイツ規格協会）からの提案で設置された国際標準化の技術委員会（ISO TC 266 Biomimetics）は、2015年10月に5回目の会議を京都で開催することとなった。バイオミメテイクスのコンソーシアムであるBIOKON（Bionic Competence Network）とVDI（ドイツ技術者協会）が中心となって提案した3つの作業課題（表1のWG1～WG3）は、ベルリン（2012年10月）、パリ（2013年5月）、プラハ（2013年10月）、リエージュ（2014年10月）において開催された4回にわたる総会において議論され、WG1とWG3が国際標準として発行されることになった。