業界再編劇が進行中

摘要

2007年に起こったサブプライム問題による米国経済の低迷や2008年のリーマンショックによる世界同時不況で，日本の産業界はどh底にたたき落とされた。なかでも日本の製造業に多大な影響を与える自動車産業は最悪な状況に陥った。また，海外生産移転が進む家電業界も国内消費の落ち込みから需要環境は厳しくなった。両産業の不振から合成樹脂の2009年の生産は1117万3822トン（前年比14％減）と前年に比べて，減少率が拡大した。また，プラスチック製品の生産も525万6912トン（14％減）となり，前年に比べて状況は悪化した。