注目されるエネルギー情勢懇談会の行方初会合で有識者が異見開陳

摘要

経済産業省資源エネルギー庁は、8月30日に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会において、世耕弘成経済産業大臣主催のエネルギー情勢懇談会の初会合を開催した。資源エネ庁では、エネルギー政策について、8月に二つの検討の場を立ち上げた。一つは、総合エネルギー調査会基本政策分科会、そして、世耕弘成経済産業大臣主催のエネルギー情勢懇談会である。初会合において、世耕大臣が任命した有識者を中心とした要員からは、CO2排出量の大きな削減目標の達成をするた めのドラスティックな政策転換などの意見も聴かれた。エネルギー情勢懇談会は、 2017年庭内に意見を取りまとめ、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会での エネルギー基本計画の見直しに向けた議論に反映させることになる。それだけに、石油産業とガス産業の関係者等もエネルギー情勢懇談会の動向に注目している。