相次ぐ環境対応車参入とSS再生可能エネの高コストと蓄電池がカギ

摘要

仕事柄、いろいろな講演でエネルギー業界の将来について受講者から将来の石油の行方について聞かれることがある。多くのSS経営者の方々は、今すぐにでも電気自動車が普及し、ガソリンを販売するSSが無くなってしまうのではないか、SSが不必要となってしまうのではないか、という強い不安を口にする。確かに、毎日のように新聞には、太陽光発電、風力発電、電気自動車の記事が大きな見出しで躍り、三菱自動車は7月に世界初の量産型電気自動車アイ·ミーブを販売した。ニッサンも2012年には、世界最大の自動車市場である米国において、蓄電池の製造から車体の組み立てまで一貫生産を行い、年間10万台の電気自動車を販元する計画を明らかにした。