米国の利上げと原油価格の行方注目されるFRBの米連邦公開市場委員会

摘要

株式市場は、中国経済の減速懸念を背景に急落し、もう一つの大きな要因である好調な米国経済に歯止めを掛けることとなるFOMCの利上げ決定で上下動を繰り返した。中国は景気減速のために、景気刺激策などでアクセルを踏まなければならない。一方、米国は景気過熱·インフレ警戒によってブレーキを踏むタイミングを探っている。経済規模では世界第1位の米国と第2位の中国が、なhともアンバランスな金融政策をとっていることが根っこにある。こうした経過のなか、米連邦準備理事会（FRB）は、9月16～17日に米連邦公開市場委員会（FOMC）を開き、9年ぶりの利上げの是非を最終判断する。