第2四半期実績は前年並生活必需品値上げで影響

摘要

日本輔入化粧品協会が発表した、2008年第2四半期（1月～6月）の化粧品輸入実績（歯磨、石鹸を除く）は、約851.0億円（前年同期845.5億円、前年同期比100.7％）と前年を微増ながら超えて6ヶ月が経過した。 今年の第1四半期は437.8億円（同419.5億円、同104.4％）と順調なスタートであったが、4月以降6月迄の3ヶ月は413.2億円（同426.0億円、同97.0％）と前年同期を下まわる結果となった。 この背景には、今年に入って特に4月以降から急速に原油価格·穀物等の異常な高騰により、食料品を始めとする生活必需品の値上げラッシュが発生し、消費者の節約志向の高まりが化粧品需要にも影響してきたことに起因しているとも考えられ、ざらに世界的なドル安、ユーロ高といった為替動向の要因も影響していると思われる。