仙台市ガスLNG基地のみ稼動停止状態、原油処理量今週中に稼動停止140万の内78万BD再開

摘要

（財）日本エネルギー経済研究所は17·18日の両日、東北地方太平洋沖地震による石油需給への影響と、ガス事業の現状及びLNG調達への影響に関する情報収集レポートを発表した。要旨は次のとおり。〔石油需給への影響〕15日現在、約140万BD（国内全体処理能力452万BDの約31％相当分）の原油処理能力が稼動を停止しているが、20～26日にかけてこの内の約78万BDが稼動を再開する見通し。この結果、国内処理能力は390万BDにまで回復する。これは震災直前の処理量とほぼ同水準。震災前の全国の平均稼動率は90.4％。処理量引上げの余地がある。従って輸送事情が改善すれば市場の需給バランスは徐々に改善が図られよう。