ガソリン1.5％、軽油1.4％各減原発再稼働なし燃料油販売1.8％減、ガソリン1.9％減

摘要

日本エネルギー経済研究所は21日、2012年度の燃料油販売量の見通し、および原油価格の見通しを発表した。燃料油販売は「電力制約なしケース」では前年比で3.9％減、「電力制約ありケース」（原発が再稼働しないケース）では1.8％減になると予測している。2011年度は、電力用C重油の増加もあり、0.1％減のほぼ横ばいと予測している。2012年度の油種別販売をみると、ガソリンが電力制約なしケース1.5％減／電力制約ありケース1.9％減、ナフサが2.7％増／0.5％減、ジェット燃料油が1.3％増／0.8％増、灯油が3.9％減／4.5％減、軽油が1.4％減／2.7％減、A重油が2.6％減／3.3％減、BC重油が25.9％減／28.8％増、その内電力用が37.9％減／48.3％増、となり、原発が稼働するとマイナスとなり、原発が停止すると石油にシフトするためプラスになると予測している。