ガソリン减版で供給増に－緊急時対応措置の解除求める声も－

摘要

石油製品の需給も安定化したことで、元売も仕切価格の改定を9日から復活した。復活を機に仕切価格は値上がりとなっているが、今週の末端市況の動向が注目される。ガソリンは販売減少で需給は緩和気味であり市況も軟化傾向にあるため、販売業者はユーザー転嫁で厳しい状況にある。東日本大震災（3月11日）発生後は、ガソリンが供給不足となり需給が混乱、業転市況が値上がりして不透明となったため、正常な状況にないとみた元売は仕切価格を凍結していた。その間、原油価格は値上がりとなり、元売がコスト増を負担したことになる。