3月からユーザー転嫁－ガソリン140円台東せへ－

摘要

販売業者は3月から、ガソリンの値上げに取り組む。エクソンモービルは3円50銭／リットルの大幅な値上げを打ち出したことから、他の元売も追随するものとみられる。今回の値上げで、仕切価格は130円程度（消費税を含む）となり、これに10円のマージンを加算すると140円となるが、首都圏ではボトム価格141円を目安に、販売業者はユーザー転嫁に取り組む。ガソリンの市況は、一部で下落傾向をみせているが、26日からは仕切価格が大幅に値上がりとなるため、販売業者もユーザー転嫁に取り組むことになったもの。原油価格（中東産）は110ドル／が台に乗せており、元売各社もコスト増で危機感を強めている。ただ、安倍物は130円割れが散見されているため、ユーザー転嫁は難しい状況にあるが、原油が急騰しているため、一気に140円台を狙うことになる。