ロツアら原油輸入が急増－中東依存度の低下に寄与－

摘要

ロシアからの原油輸入が急増しているため、わが国の中東依存度は大幅に低下している。ロシアからの原油輸入は、06年10月からサハリン1が輸出（生産は05年5月から）を開始、ついで08年12月からサハリン2の生産開始を機に輸入が行なわれた。さらに10年には太平洋パイプラインの完成、コズミノ港からエスポ原油の輸入が開始され、輸入量は急増している。わずか4年間で輸入シェアは9％に達した。