抗IgE抗体療法 基礎から臨床まで

摘要

杭IgE抗体(omalizumab;E25)は,ヒトIgEの定常領域てFce受容体Ⅰと結合するCe3に特異性をもつもので,マウスのモノクロ-ナル抗体をヘ-スにして抗原特異的な部分を残し,他の部位をヒトIgG1kに置換したヒト化モノクローナル抗体である.この抗体の結合部位Ce3と血中においてフリーの状態にあるIgEのFce受容体Ⅰとか抗原坑体反応により結合するとIgE-抗IgE複合体か形成され,その結果フリーの状態のIgEは減少する.さらに,B細胞のIgE産生細胞への分化の抑制を生しさせることか確認された.2002年,2003年にスキ花粉症を対象にしたomalizumabの臨床読験か行われた.ランタム化プラセホ対照二重盲検比較試験ては.プラセホとの効果の差はいままでのとの花粉症治療薬においても大きかった.またさらに海外ではomalizumabと抗原特異的免疫療法を組み合わせて.より効果を増加させる方法も考えられている.