注意すべきCKD：糖尿病性腎症

摘要

糖尿病性腎症はCKDのなかても近年増加しつづけている疾患てあり，新規透析導入患者の主要原疾患のなかて42％を占め，生命予後も不良てある．糖尿病性腎症を可能なかぎり早期に診断しかつ的確な治療を開始するため，最近になって糖尿病性腎症の早期診断基準か改訂され，日常の外来診療においても簡便に診断を行うことか可告どとなった．糖尿病性腎症の治療は血糖·脂質管理·蛋白摂取制限か主体であり，大規模臨床試験によりエヒテンスか集積されてきている．とくに最近になって,進行した病期においても集約的治療によりアルフミン尿·空白尿が減少し組織学的な変化も改善しうるとの報告か散見されるようになった腎症の進展を抑制するはかりてはなく，remission(寛解），regression（退縮）をめざした集約的治療を行うことかこれからの糖尿病性腎症治療に求められる.