PGSAS45からみた胃切除後の再建法

摘要

胃切除後の再建法の良し悪しを評価するには，安全 性，簡便性，経済性はもとより残胃の癌のサーベイラ ンス，代謝栄養，術後障害など様々な面から評価され なければならない.そして，その中でも医療を提供す る立場にある外科医が最も尊重すべきことは，患者の視点から術後障害に影響されるQOLを評価する患者 立脚型アウトカムであると思われる.その評価ツール として，これまでは一般的消化器症状や化学療法に関 するQOL調査票が代用されることが多かった.