急性胆管炎や急性胆嚢炎の重症度判定基準は最近まで存在しなかったが,2005年10月にはじめて「科学的根拠に基づく急性胆管炎,胆嚢炎の診療ガイドライン」が発行された.また,国際ガイドラインである「Tokyo GuideLines for the management of acute cholangitis and cholecystitis」でもこれとは異なる重症度判定基準が示されることとなった.今後の実際の臨床例での評価によって,これらの重症度判定基準の整合性,有用性を評価することや,これらの重症度判定基準間での相違を整合していくことが必要である.
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