体腔内超音波装置 超音波内視鏡

摘要

本邦における超音波内視鏡検査(BUS)の開発は,1979年にHisanagaが食道内心エコー用の装置を胃内まで挿入し,経胃的な膵の描出に成功したことに始まる.その後,装置の開発や改良が進み消化管領域や膵胆道領域の観察が可能となるに至った.EUSは,体外式超音波検査(US)に比べ,目的とする臓器をより近い場所から観察し,詳細な所見を得ることを可能にした.またEUSは,被検老の体型や消化管ガスの影響が少か?ことや使用周波数がUSに比べて高いことから画像がより鮮明になることなどの利点がある.