市中肺炎の診療ガイドライン-3.米国感染症学会/米国胸部学会

摘要

米国感染症学会（IDSA)と米国胸部学会（ATS)の合同による市中肺炎ガイドラ インが2007年に刊行された.根拠となるェビデンスのレベルを定義し，患者の重症 度分類としては従来のCURB-65やPSIのほか，呼吸不全ゃショックを主基準とす る内容を取り入れた.また診断方法など検査の進め方は任意とし，ェンピリック治療 に関してはレスビラトリーキノ ロンのほか，beta-ラクタム系+マクロライド系抗菌薬な ど併用療法が比較的推奨される傾向が特徴的である.