第5世代移動通信システム設計に向けた伝搬特性の検討－800MHzから37GHz帯における伝搬損失の周波数特性

摘要

第5世代移動通信システムの検討·構築に向けて，高周波数帯：高SH下帯（6GHz以上）／EHF帯（主に30～60GHz）の伝搬特性め明確化は重要な課題の一つである．本稿では高SHF帯／EHF帯における移動伝搬特性の検討状況を整理するとともに，市街地スモールセル環境における伝搬損失の周波数特性（0.8～37GHz）について実測した結果を明らかにする．また，高周波帯の伝搬特性を把握するうえで重要と考えられる人体遮蔽損失および粗面散乱の周波数特性についても報告する．