サツマィモの生産と品種第4回 用途編(3)でh粉原料用

摘要

でh粉原料用サツマィモの消費量は、1965年頃の最盛期には220万tを超、えて、サツマィモの用途の中で第1位を占めていた。しかし、その後安価な輸入でh粉の増加に伴い減少を続け、^年頃には生食用に抜かれて第2位となつた。さらに、2005年には焼酎原料用がでh粉原料用を上回り、08年の統計では、でh粉原料用サッマイモの消費量はほ万5 700t、全体の消費量に占める割合はほ.4%で、生食用、焼酎原料用に次ぐ第3位となっている。でh粉原科用サツマィモの生産地は鹿児島県を中心とした南九州で、鹿児島県における09年の作付面積は5530ぬで、全：&付面積に占めるでh粉原料用の割合は39%となつている(図1)。でh粉原料用品種に求められる特性には、でh粉含量.いも収量ともに高く、単位面積当たりのでh粉収量が高いこと、でh粉の白度が高く、粒度が大きいこと、病虫害抵抗性や貯蔵性に優れることなどがある。サツマイモでh粉の用途は、その約9割が異性化糖などの糖化用で、他に菓子類、はるさめなどの食品頃がある。